介護事業ビジネスは団塊の世代の老齢化に伴いしばらくは拡大していく産業だと思われます。
介護事業の売り上げはほとんどを介護保険から賄われるため、利用者さえ確保できれば安定した事業運営ができると思います。ですが素人が簡単に参入して成功するほど簡単な世界でもありません。利用者さんや職員の確保、資金繰り‥経験もなく開業した場合の経営は困難となるでしょう。
どの介護サービスで開業するか
介護保険サービスの種類は数多くあります。
開業当初よりすべてを網羅する介護事業を展開するのは、資金的にも人材の確保も難しいでしょう。
起業する場合は、いくつかの事業を組み合わせて開業するのが理想的です。
1.居宅介護支援事業(ケアマネージャー)
2.訪問サービス
- 訪問介護サービス
- 訪問入浴介護
- 訪問看護
- 訪問リハビリテーション
3.通所サービス
- 通所介護サービス
- 通所リハビリテーション
4.福祉用具貸与
開業資金
会社設立登記費用 | 12~28万円 |
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事業所賃貸費用 | 家賃(前家賃1ヶ月含め2か月分) +敷金+仲介手数料 |
人件費 | 社会保険料や福利厚生費も考慮 |
備品 | そのための事務用品などの備品の購入が必要です。 |
その他費用 | その他にも、水道光熱費、旅費交通費、電話代、消耗品費などかかります。 |
運転資金
売り上げはほとんど国保連などからの介護報酬です。
月末締め、翌月頭に請求、翌々月中旬以降に入金されるので、開業当初から売り上げがあったとしても入金まで2か月以上かかります。
そもそも開業してすぐに採算ベースに乗るわけでないのでどんなに順調に行っても当初の半年くらいは資金繰りが厳しいので、運転資金を用意しておく必要があります。